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日本が疲れている理由が分った気がする
ヨーロッパ人が忙しくない3つの理由
この文章を読んで怒りを覚えた。
そんなEU役人の考えたRoHS指令のために日本企業はどんだけ苦しんでいるのかと思うと非常に腹が立つ。
まぁ、それはそれとして欧米と日本の働き方の違いにはホントに格差がある。
年末、組合の上部団体の集会にて東大のセンセイが講演して下さったのだが、これも聞いていてある意味ショックだった。
EU諸国は労働者は労働時間について非常に強い法規で守られている。
例えば、休息時間という概念があり一日の仕事が終ってから次の仕事が始まるまでは最低11時間あけねばならない。
労働時間は週40時間と日本と同じだが、時間外を含めても最大労働時間は48時間となっており、企業がこれを遵守しないと厳しい罰則がある。
当然、
36協定 なんてのは無い。
米国の場合は、法的制約はないが労働市場が完全に市場経済で労働力が流動的であるので、労働者は少しでも条件の良い会社にスグに移ってしまうので自動的に条件の悪い会社は淘汰されるそうな。
そも、欧米と日本では働き方に対する価値観や文化が全く違う。
それなのにグローバル化という一見、正しそうな言葉に騙されて、欧米諸国から成果主義やコンプライアンスなんて言うのを何も考えずに馬鹿正直に日本の企業に導入したら、そらぁ精神的に病んでしまう人が増加する罠。
一昨年問題になったホワイトカラーエグゼンプション(通称:過労死促進法)は欧米にはあるが、本場では管理職の定義が日本とは全く違う。
こんなに死にそうなるまで働いている日本人の所得はグローバル化に対応するため激しいコストダウン競争も激化し、ここ数年は実質賃金も低下する一方だ。
こんなにガンバッテいるのに、さらに追い討ちをかけるように日本企業の株価は絶慘低下中。
つまり何が言いたいかと言えば、今の日本の労働環境は各国の悪い所ばかし集めた制度になってしまっているということ。
これだけ痛めつけられれば疲弊するに決っている。