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コスト意識を持たんヤツは要らん。
アドバンスモードのH8だと設計値通りのスピードが出ない事が分った。
その件で、帰り際にK部長と久々にやりあった。
今回はROM/RAMが従来よりも必要との見積で大き目のものを選んだ。
さらに開発用には取分け大きい容量を持ったものを選択した。
ピン互換なのでメモリ使用量の見込みが立った所で、必要最小限のものに変更する予定で設計した。
で、K部長からアドバンスモードで使用出来無い原因を追及しろと言われた。
原因を追及するのは認めるとして、オレとしては新規採用した曲者デヴァイスの確認が先決だと主張。
不満そうだったけど、オレの主張は通った。
が、問題はその次。
『メモリは大きい方が良い』と言われた。
はぁ?
そんなのは分っているよ。でも、メモリ容量が大きい方ヤツは値段高い。
メモリが小さいH8で実装可能ならば、そっちの方がコスト的に有利で絶対良い。
今朝、部課長会でM部長からコスト削減の話が出たばっかしでしょ。
もしかして話を聞いてなかった?
こっちは必死になって1円でも安くなるように部品選定や回路を工夫しているのに、ソフト側がそんな思想だから、コストが下んねぇんだよ。全く。
ソフトはコスト意識が低くて困る。
オレはハード屋なので社内の各方面に顔を出したり、組合役員をやっていたりするので社内の人間と腹を割って色々と話をするが、ウチの部署ってコストがらみで結構揶揄されているんだよね。
何度も『何でオレがこんな事を言われにゃならんのか』と悔しい思いをしたことか。
少なくともハード部隊全員はコスト意識持って仕事している。
しょっちゅう、見積書やら原価計算とか生の数字を見ているからな。
もっと、ソフト側でコスト削減が出来る事を考えて欲しい。
例えば小さななメモリやショボイCPUでもサクサク動く方法とか。
インターフェイス 誌とか読んでよ。色々と書いてあるよ。
あー、そう言う意味では、FPGAでRTOSを実装したアレの話は興味深いな。
インターフェイスの11月号に
ハードウェアRTOSを採用したネットワークプロセサの技術解説 なんてのがあるし。