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Ethernetコンプライアンステスト
技術試験基板にてEthernetの波形品質の確認をすた。所謂、Ethernetコンプライアンステストってヤツ。
本来のEthernetコンプライアンステストは専用の測定環境が無いと十分な測定は出来ん。
つか、Ethernet機器の開発やっているのに必要な測定器が無いっていうのを小一時間(ry
愚痴を言っても仕方ないのでやってみる。
幸い高級オシロスコープをレンタルしていたのでこれで観測。
正規の測定器では差動プローブと専用治具がが必要なのだが差動プローブなんて1本で
アジレントの
激安デジタルストレージオシロ が3台買えるくらいバカ高いので『なんちゃって差動プローブ』
*1
で測定。
治具も無いので基板からリード線出してプローブに接続。
つー訳で、測定結果は参考程度にしかならん。
今回のデヴァイスはPHY内蔵CPUな関係で波形確認はオレも必要性は認めるところだけど、こんな、なんちゃってな環境での試験の有効性は甚だ疑問。
それでも上の方からやれって言うのでやることにした。
測定の結果、厳密な測定ではないけどコンプライアンステスト規格に照してみたら波形品質は良さげ。
少なくとも酷い波形ではない。
ただ、オーバーシュート特性は規格自体が非常に厳しいのでプローブが『なんちゃって』な関係上良否の判断が出来ん。
あと、アイパターンもマスクが無いので良いのか悪いのか不明。
さらに受信波形は不確定要素が多過ぎて見ても良くわからん。
つか、フツーは受信側はやらんのだが...
*1: 普通のプローブを2本用意して差動信号の+側を1ch目、-側を2ch目に、GNDは基板の直近のSGにそれぞれ接続する。
で、2chの波形を反転して1ch目に加算すると『なんちゃって差動プローブ』の出来上がり。
当然、2本のプローブは特性が完全に一致していないので平衡度はいい加減。
その上にGNDもいい加減なので『なんちゃって』。