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ACTELのFPGA
今日、
ACTEL の商社の人が来てFPGAを紹介しに来た。
当初興味は無かったが話を聞いているウチに使いたくなって来た。
まず、Flash型なので外部にコンフィグレーションROMが不要。これは大きいですよ奥さん。
コンフィグレーションROMって場所喰うし高いし困ったものなので内蔵は助かる。
このヘンについて、SPARTAN-3Eは汎用のFlashROMが使える分だけマシになったけど...
あと低消費電力。MAXでもSPARTAN-3Eの半分以下らしい。
さらに電源が2電源で良い。最近のFPGAは3電源も必要なので電源シーケンス考えるのがかったるい。
立ち上がりがCPLD並に早い。つか、CPLDのXC95XLより早い。
上記に関連して突入電流が殆ど無い。
PLLが1ないし2個内蔵。分周回路もいくつか入っているのでゲートを消費することなく分周出来る。
あと内部に汎用Flash持っている。小さいけど...
SRAMも持っている。容量小さいけど、完全デュアルPort且つ激烈に速い。FIFO作るには良いかも。
動作もそこそこ早い。
I/OはLVDSもある。
当然、開発環境は無償版もある。
パッケージは使い慣れた形状の物がある144pinとか288pinとか100pin。
あと、アーキテクチャがCPLDっぽい。初期のFPGAかと思う位。でもオレが使う用途にはピッタシなんですわ。
SPARTAN-3Eみたく乗算器は持っていないが、どーせあっても使いやしないので要らん。
ぶっちゃけ、雑ロジックの吸収や簡単なステートマシンを実装するのが主な用途なので乗算器が複数あっても猫に小判な訳。
DSP作ってゴリゴリと信号処理する訳ぢゃないしぃ。
これらの特徴をアリス・キャロル風に言えば、
『でっかいCPLDです』てな感じ。
実際、ビジネススタイルもハイエンドCPLD〜ローエンドFPGAの間を狙っているようだ。
オレのようにCPLDの延長上のような使い方をするには適当なデヴァイスだと思う。
言語環境について質問中、ABELを使っていると言ったら「古い言語使っていますね。」と言われた。orz
べっ別にVerilogが分んない訳ぢゃないんだからねっ。
比較的ゲートレヴェルに近いの記述が出来るから使っているのよっ。
あー、早くVerilogに移行せんとな。
お値段については別途は見積中。希望価格と個数は言ったので返事待ち。
あとこのFPGAにアナログ周辺(キャリブレーション付A/D変換器+無調整基準電源)をくっつけたヤツもある。
アナログもMAX3.3Vまで直入力可能。
I/Oは15mAまでドライブ可能っぽいけどリレーを直接駆動するのはキモイな。
これ一つで今まで苦労していたアナログ+デジタル周辺が片付いてしまう希ガス。
基準電源が無調整なので工場での調整工数も削減出来そう。
ただ残念なのは、まだ開発中なこと。今年暮れにリリースらしい。それぢゃぁ遅いよ。
この時期に来て、こんな激萌なデヴァイスがあるとは思わんかった。