_★
RAID
グラタン用に
「4台はい〜るKitUSB」 を買って来て完全USB-HDD化でRAIDを構成してみるテスト。
早速、HDDを実装してパフォーマンス測定。
まず、HDD単体で測定。
GLANTANK:~# /initrd/sbin/hdparm -t /dev/sda
Timing buffered disk reads: 64 MB in 3.35 seconds = 19.11 MB/sec
「4台はい〜るKitUSB」には
ワークビット製
USAT-3 が使われているけどパフォーマンスはNEC製
uPD720133 と殆ど同じ性能なようだ。
実際、某巨大掲示板の情報だと性能は互角らしくNEC製もワークビット社製もチップとしては24MB/sec程度は出るようだ。
恐らくはカーネルorドライバ、もしくはプロッサのI/O性能(DMACが遅い?)で律速
*1
しているものと思われ。
次にHDDを2台でRAID0アレイを構成した時のパフォーマンス。
GLANTANK:~# /initrd/sbin/hdparm -t /dev/md1
Timing buffered disk reads: 64 MB in 3.38 seconds = 18.93 MB/sec
理論的には一番遅いデヴァイスの転送速度に台数を掛けたのが転送速度となる。
今回は同じ変換ICに全てのHDDがぶら下っているので単体での速度に台数の2を掛けるので論理性能は38MB/sec程度出るハズなところなのだが、IDE-USB変換アダプタを2個使った前回(21.85MB/sec)に比べて落ちている。
グラタンに「4台はい〜るKitUSB」を接続した時、USB-IDE変換部は単体性能より19MB/sec出る。
だが、今回はUSBバス1本で接続しているのでバスが輻輳してしまいストライピングの効果が十分に発揮出来ていないのであろう。
さらに単体より多少転送速度が落ちているのはストライピングをソフト制御している所為と思われ。
次にRAID5アレイを構成。
CPU負荷はmd1_raid5プロセスが20%前後でusb-storageプロセスが11%程度で全体として30%前後で推移している。
なお、usb-storageプロセスが1個だけになっていた。
以前は2個のUSB-IDE変換アダプタを接続した時usb-storageプロセスが2本走っていた事を鑑みると、
usb-storageプロセスはHDD毎ではなくUSB-I/F毎に生成されるらしい。
RAID5構築中の転送速度は4829K/sec。
内蔵IDEを併用した時には7MB/sec程度出ていたので完全USBだと性能ガタ落ち。
アレイ作成するまでに14時間必要とする計算なる。
ただでさえRAID5はその性質上読み込みは早いけど書き込みがエラク時間かかるのに。
HDDを完全USB化したのでRAID5アレイはゼロからの構築するかと思ったらスーパブロックに以前の情報が残っていた所為かリビルトを始めた。
で、試しに以前のファイルシステムが残っているかと思ってmountしてみたら出来た。
おかしいなぁ。RAID5の前にRAID0を作成したんでRAIDに関する情報は破壊されたと思っていたけど...
良く分らんです。
RAID5はリビルド中なので詳細なパフォーマンス測定は明日以降。
*1: これでもノーマルカーネルよりチューンしているので転送速度は2MB/sec程上っているのだよ。